税理士について

税理士の仕事は、税金の申告の代理を行う税務代理、税務署に提出する書類を作成する税務書類 の作成、そして税務相談が主なものですが、会計帳簿の記帳など、事務の代行も行います。
税理士は、納税者と契約を結んで業務を行いますが、顧問先の多くは個人や中小企業などの法人となっています。そこで、上記の仕事以外にも、経営の問題や財産運用・相続など顧客の私事にわたることの相談を受けたりして、個人、中小企業の相談相手としての役割が増えてきています。
現在、税理士として登録している人は6万人ほどいます。会計事務所等で経験を積んで開業するのが一般的です。また、中には公認会計士や社会保険労務士などと共同して、事務所を持つケースもあります。

受験資格を得る(資格について参照)
税理士試験に合格する
2年以上の実務経験
税理士会に登録する
税理士となる

税理士試験は全部で5教科の合格が必要ですが、「1部科目合格制」をとっているので、1年で合格する必要はありません。つまり、試験科目を分割して受験することができるので、サラリーマンなどでも自分のペースで学習が進められます。
税理士試験に合格しても、すぐに税理士として営業ができるわけでなく、2年以上の実務経験が必要です。これは、税理士試験合格後2年ではなく、それまでの経験でもOKです。


税理士試験

  ☆受験資格
    @大学・短期大学・高等専門学校などで、法律または経済学に関する科目を履修した者
    A法律又は経済学に関する科目を含めて、62単位以上修得した大学3年次以上の学生
    B司法試験第2次試験または高等試験本試験の合格者
    C日本商工会議所簿記検定1級合格者、または、
      全国経理学校協会の簿記能力検定試験上級合格者
    D会計士補
    E弁理士の業務に従事した期間が5年以上の者
    F司法書士または行政書士の業務に従事した期間が10年以上の者
    G法人などの会計事務を5年以上経験した者 他
  ☆試験内容
   [会計学] 2教科とも必須
    @簿記論 A財務諸表論
   [税 法] 以下の科目から3科目を選択 (@とAは選択必須、CとD,FとGはどちらか一方のみ)
    @所得税法 A法人税法 B相続税法 C消費税法 D酒税法
    E国税徴収法 F住民税 G事業税 H固定資産税
  ☆難易度
    合格率(科目平均)は12%くらいです。
     1年で5科目一気にとることはほとんど不可能で、
     通常は2〜5年くらいかけて取得することになります。

□企業・団体作成ホームページへのリンク集

金融庁ホームページ - 金融の検査、監視、監督。長官談話や行政に関する新聞発表等。
国税庁ホームページ - 税務統計速報や身近な税情報。採用案内もある。
日本税理士会連合会 - 合格者名簿等。
東京税理士会 - 税理士の業務、報酬、組織、日本の税制、税務行政の紹介、関連ニュース等がある。
近畿税理士会 - 税の専門家(税理士)の団体「税理士会」が税金に関する情報、すぐに役立つ税金の知識、企業経営に役立ついろいろな情報を提供。
名古屋税理士会 - 税務カレンダー、女性や子供のための税金教室等。
大原学園 - 簿記、税理士等各種の資格取得のコースを紹介。資格ガイド、試験解答速報、情報交換ページ等。

 

□個人作成ホームページへのリンク集

井上会計事務所のページ - 税理士の作者の個人ページ。自己紹介、家族の写真の他、事務所の情報等も掲載。
Tax道場 - 税理士によるページ。クイズや起業家度チェック、簿記道場、会社の作り方等の情報掲載。
税理士さんのたまご - 試験勉強の疑問等の掲示板や息抜きのチャット、連想ゲームの部屋。