中学校教諭について

中学校教諭は、国公私立の中学校に勤務して、中学生(12歳〜14歳)の教育・指導に当たります。高校受験・就職等に直面した思春期の子供たちをリードする、とても大変な仕事といえます。
平成6年度の文部省の調査では、約27万人の中学校教諭が全国の約1万1千の学校(職場)で働いています。男女の構成比は約6:4で、男性がやや多くなっています。

4年生大学か短大を卒業
中学校教諭普通免許状を取得する
教員採用試験に合格する
中学校教諭となる

中学校教諭普通免許状には専修免許状・1種免許状・2種免許状があります(資格について参照)。小学校と異なり、国語・社会・数学・理科・音楽・美術・保健体育・保健・技術・家庭・職業・職業指導・外国語(英語・ドイツ語・フランス語・その他)・宗教などの各教科に分けられています。
免許状を取得した人が中学校教員として就職するためには、都道府県教育委員会・政令指定都市教育委員会が実施する、教員採用試験に合格しなければなりません。私立の学校の場合は、学校またはその連合組織が実施する教員採用試験に合格することが必要です。採用試験に合格すると、採用候補者名簿に登録されます。採用試験も、国語・社会・数学・理科・音楽等の各教科単位で行われます。
教頭・校長に昇進していくためには、選考試験を受けなければなりません。これは、誰でもいつでも受験できるというものではなく、一定の勤務年数や一定の推薦等が必要です。校長の場合には、教頭の中から推薦を受けて受験することになります。

中学校教諭普通免許状

 

《2種》
 

☆受験資格

    @短大で所定の教科20単位以上、教職15単位以上の専門科目を修得した卒業者
    A臨時教職免許状取得後、教職経験6年以上、その他一定の要件を満たした者

 

《1種》

 

☆受験資格

    @4年生大学で所定の教科40単位以上、教職19単位以上の専門科目を修得した卒業者
    A2種を取得後、教職経験5年以上、その他一定の要件を満たす者

 

《専修》

 

☆受験資格

    @4年生大学で1種を取得するか、所定資格を得て大学院修士課程で所定の教科または
      教職専門科目24単位以上を習得した修了者
    A1種取得後、教職経験3年以上、その他一定の要件を満たした者
     

教員採用試験 《東京都の場合》

  ☆試験内容
    〔一次:学科試験〕
     @一般・教職教養 A専門教養 B論文
    〔二次:一次試験合格者対象〕
     @面接(個人面接、集団討論)
   

 A実技(音楽科、美術科、家庭科、保健体育科、英語科の教科受験者のみ)

 

☆難易度

    東京都の場合、平成9年に行われた教員採用試験の1次試験の受験者数に対する割合は
    4%くらいで大変な難関となっています。

□企業・団体作成ホームページへのリンク集

文部科学省 - 文部科学省のホームページ。

□個人作成ホームページへのリンク集

渋谷教育学園幕張高等学校・附属中学校 - 入試情報等の「学校からの発信」と「先生からの発信」、部活動紹介等の「生徒からの発信」を中心に構成。
栗山村立栗山中学校&日向小学校 - 栃木県と福島県との境にある学校。生徒や先生の紹介、栗山村観光案内等。小学校の児童も紹介。
甲奴町立甲奴中学校 - 学校概要や先生紹介、アメリカとの国際交流、掲示板等。
ザ・ライフ・オブ・女教師 - 中学教師の毎日や職員室のソフトな裏話がいっぱいで、中学校の先生になりたい女子におすすめ。