小学校教諭について

小学校教諭は、国公私立の小学校に勤務して児童(6歳から11歳)の指導にあたります。成長期の6年間を教育する、とても重要な役目です。
平成6年度の文部省の調査では、約43万人の小学校教諭が全国約2万5千校の職場で働いています。男女の構成比は約4:6で女性が多くなっています。

4年生大学か短大を卒業
小学校教諭普通免許状を取得
教員採用試験に合格する
小学校教諭となる

小学校教諭普通免許状には専修免許状・1種免許状・2種免許状がありますが、1種免許状が一般的です。1種免許状を取得するには、学士の称号を持っていること等の要件があります。(詳しくは、資格についてを参照して下さい。)
教員採用試験は、都道府県教育委員会・政令指定都市教育委員会が実施します。これに合格すると候補者名簿に登録され、その中から、その年度の教員の必要数に応じて採用されるようになっています。
教頭・校長に昇進していくためには、選考試験を受けなければなりません。これは、だれでも・いつでも受験できるというものでなく、一定の勤務年数や推薦等が必要です。
校長の場合には、教頭の中から選考が行われることが多いです。

小学校教諭普通免許状

 

《1種》

  ☆受験資格
    @4年生大学で所定の教科18単位以上、教職41単位以上の専門科目を修得した卒業者
    A2種を取得後、教職経験5年以上その他一定の要件を満たす者
 

《2種》

  ☆受験資格
    @短大で所定の教科10単位以上、教職27単位以上の専門科目を修得した卒業者
    A臨時教職免許状取得後、教職経験6年以上その他一定の要件を満たした者
    Bその他
 

《専修》

 

☆受験資格

    @4年生大学で1種を取得するか、所定資格を得て大学院修士課程で所定の教科、または
     教職専門科目24単位以上を習得した修了者
    A1種取得後、教職経験3年以上その他一定の要件を満たした者
  ☆教員採用試験内容  《東京都の場合》
    <1次>
     学科試験 : @一般・教職教養 A専門教養 B論文
    <2次>
     1次試験合格者対象 : @面接(個人面接・集団討論) A実技(水泳・ピアノ)
  ☆試験日
    <1次> 7月上旬
    <2次> 8月中旬〜9月上旬の2日間
  ☆難易度
    東京都の場合、平成9年に行われた教員採用試験の1次試験の受験者に対する
    受験者数に対する割合は4%くらいで大変な難関となっています。

□企業・団体作成ホームページへのリンク集

文部科学省 − 文部科学省のホームページ。

□個人作成ホームページへのリンク集
佐々木 彰 - 面白半分 - 小学校教頭先生が語る文化、教育について、自作ROCKのMIDIデータ等。
田中先生の部屋にようこそ - 小学校の教員である作者の、情報教育と総合的な学習の研究の紹介等。
コーギー めろんの学び舎 - 小学校の先生が教室の大事件や教え子からの泣ける手紙を公開。
教員資格認定試験の部屋 - 小学校と高等学校の教員志望者向け。教育学部の説明や掲示板、教育実習の日記もあり。
小学校の先生になりたい - 子ども達との日々を綴った学級通信、ネタ帳他。