客室乗務員について

飛行機での旅も主流となってきていますが、飛行機に乗る乗客の中には、いまだに心配性の人や、初めて乗るという人もいます。そのような人たち、それぞれの気分に合わせて接遇し、より快適に空の旅を過ごせるようにお世話するのが、客室乗務員の仕事です。

また、飛行機に万が一のトラブルが起こった時(例えば・・・突発の急病人・ハイジャック・故障による緊急着陸)に、冷静に乗客のパニックを防ぎ、二次的に派生する被害を最小限に食い止めるという保安要員の役割もあります。

客室乗務員には、国内線の客室乗務員と、国際線の客室乗務員があります。

機内では、お茶・アルコールを配ったり、食事のお世話もします。特に国際線では、外国人の乗客やVIP(重要人物・要人)も多く、会社をというよりは、日本を代表したホステス(女主人)のつもりで気品とユーモアのある会話が要求されます。

特別な資格は必要としませんが、学歴は原則として高校卒業、あるいは短大卒業以上です。
しかし、ある会社の例を見ると、新規採用者のうち短大卒が4割、大学卒が6割となっています。このうち、約3分の2が新卒採用者で、残りの3分の1が中途採用者となっています。各社とも、入社試験は30倍近い競争率となっています。
ほとんどの場合、入社後、教育訓練担当者の下で、2ヶ月から4ヶ月の訓練を行う方式がとられています。
勤務を遂行するため、また、それぞれの会社の持つイメージに沿って、採用の際には健康、特に視力・体力などに厳しい条件がつけられています。
   
<ある国内線の採用条件の例>
年齢23歳以下、視力が1.0以上、斜視や耳鼻の異常がないこと、腰椎に異常がないこと  となっています。
   
外国人に接することも多いため、英会話も重要なポイントになります。
知性・教養・色々な階層、国籍の乗客と応対をするために、健全な常識を持っていること・明るさ・素直さ・印象のさわやかさ・・・等が求められているようです。
外国の航空会社も、多くの日本人を採用するようになっています。
採用は、通常不定期に新聞広告などで行われ、一般に年齢は26歳くらいまで、学歴は高校卒業、あるいは短大卒業がほとんどで、外国語会話能力、それに常識の豊かさはかなり厳しく、高度な ものが要求されています。

資格等については、特に必要有りませんが、外国人に接するために、英会話の資格等があると便利でしょう。
スチュワーデスとして乗務し、ある程度経験を積むと、呼び名は各社まちまちですが、アシスタントパーサー、その後、チーフパーサー(機内責任者)へと昇格していきます。

□企業・団体作成ホームページへのリンク集

全日空(ANA) - 国内線予約・決済、運賃、スケジュール、マイレージ照会、プレゼント付アンケート等。
日本航空(JAL) - 国内線・国際線の予約、キャンペーン、各種サービス、マイレージ、ツアー、ホテル、ショッピング情報等。国内線のチケットレス・サービスも。
JALエクスプレス - JALグループの航空会社。会社概要や採用情報等。また、サービスのアイディア募集案内も。
日本エアシステム - 国内線予約と決済、空席や発着案内、空港タクシーの情報等。マイレージやツアー情報、機種ギャラリー、スチュワーデスの手作りコーナーもある。
エアフライトジャパン - JALとトヨタが設立したパイロットスクール。スクール選びのポイント等。
スカイマークエアラインズ - 会社概要や就航予定の紹介、また人材やアイディアの募集案内、オンラインフライとゲーム等。
日本アジア航空 (JAA) - 各サービスの案内、運賃紹介、会社概要等。
北海道国際航空(AIR DO) - 沿革や会社概要等。
関西外語専門学校 - 通訳、翻訳、スチュワーデス、日本語教員、留学等の能力、人材育成を目的とする。各学科紹介他。
VICアカデミー - スチュワーデス、グランドホステス等の航空会社就職予備校。
大阪外語専門学校 - 通訳、翻訳家、スチュワーデス、グランドホステス、観光、留学等を目指す為の学科を設置している専門学校。

□個人作成ホームページへのリンク集

すちゅわーです・せみなりー - スチュワーデスOBのみで構成するスチュワーデス養成セミナー。面接に向けて、徹底した個人指導を行う。
Crew Net - スチュワーデス、スチュワード等の客室乗務員志望者のための情報。採用試験の情報や、Q&A等もある。
スチュワーデスになりたいあなたへ - 現役外資系フライトアテンダントが、客室乗務員志願者を支援。英文履歴書の書き方、実例も記載。
スチュワードへの道 - スチュワード、スチュワーデス、航空地上職を目指す人のための情報。