保険外交員について

私たちが病気や不時の災害に遭遇したとき、また老後の生活を安心して送るための経済的準備の一つが保険です。
保険外交員の仕事は、この保険の契約の募集・集金・アフターサービスをすることです。幅広い専門知識と設計販売のできる技能が求められます。
保険は、一般の商品とは異なり 『保障』 という目に見えない商品だけに、募集に当たっては、顧客のライフスタイルに合う、必要性のあるものを考えて保険の金額を見積もり、もっとも適した種類の保険を勧めていきます。
保険は比較的長期間に渡るものなので、契約者が保険料の支払いが困難になったり、契約者や受取人の変更など、契約期間中に様々なことが起こります。このようなときに、適切なアドバイスや解決の手伝いをするというアフターサービスが、大変重要となってきます。
保険外交員には、自主性・外向性・指導性・社交性・粘り・向上心といった一般的性格がもとめられます。

保険業界が、統一的に実施している、共通の初期教育で所定の教育を受け、試験に合格した後に、大蔵省に登録することが必要です。この登録をしなければ、保険の募集をすることは禁じられています。
登録は、全国51都市にある大蔵省の財務(支)局(事務所など)で受け付けていますが、通常、その手続きは、保険会社がまとめて行っています。
保険業界共通の教育体系は、初期教育とそれに続く高資質教育のステップアップが定められています。初期教育は、会社の地方支社での1日以上の入社説明会にでることから始まります。
説明会で、入社希望者は仕事の内容・雇用条件の説明を受け、入社の意志を固めていきます。
一方、保険会社は、この期間に入社希望者の資質や能力などを判断して、採用を決めます。

一般課程試験試験
  (保険協会が全国的に統一して実施)
  入社が決まった人は、初期研修で45単位の基礎知識を勉強します。
    この45単位のうち特に基本となる30単位については、8日間32時間の研修を受けた後、
    保険協会が全国統一して行う一般課程試験を受けます。
    この試験は、毎月1回、25日前後に全国各地の保険協会で行われます。
  ☆試験内容
    @営業員としての心構え A保険の役割や仕組み B保険契約の内容 
    C保険についての法律や税制 D契約を取り扱う際の実務上の心得
    E設計販売の基本と実務 F正しい販売活動などの基本知識
  ☆合格するには
    100点満点中70点以上
   

その後、実務を重ねながら、残りの15単位についても勉強していきます。

     
専門課程試験
  一般課程の基礎知識をもとに、さらに幅広い専門知識を修得し、顧客ニーズへの基本的
    対応力を高めることを目的としたものです。
    この研修を履修した人が、年3回行われている専門課程試験を受けられます。
    合格ラインは100点満点中70点以上です。
    合格した人には、『ライフ・コンサルタント』(略称 LC)の称号が与えられます。
  この後、
     『シニア・ライフ・コンサルタント』(略称 SLC),『トータル・ライフ・コンサルタント』(略称 TLC)
    と、いろいろな称号が与えられていきます。

□企業・団体作成ホームページへのリンク集


日本生命保険 - 保険商品の紹介や窓口、ATM案内、手続き等。求人情報あり。
安田生命保 - 業務概要、業績、求人情報等を紹介。総合職会社説明会案内も。
住友生命
- 保険商品紹介や業績報告の他、ビジネスマナーや創作四字熟語入選作品等も掲載。
第一生命
- 生保会社の会社紹介、関連会社へのページ、保険商品の案内等。
アメリカンファミリー生命保険 - 会社概要、保険商品の案内や、「がん」「介護」の電話相談の紹介やイベントの案内などを掲載。

 

□個人作成ホームページへのリンク集

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