編集者について

編集者は、「いま何が読者にとって必要な情報なのか」 ということを常に考えています。それぞれの専門分野を持った出版社の中で、図書出版の企画を常に生み出していかなければなりません。
編集者は、自分で企画を立てるか、あるいは企画に参画します。
著者への執筆の交渉は、編集者が行う最も重要な仕事の一つです。
人気の高い作家や売れっ子の評論家、有能な学者などは、色々な出版社から同時に執筆依頼が あり、申し込んでも簡単に承諾が得られない場合が多く、このような時には、編集者の対人関係能力がものをいうことになります。
入手した原稿は、編集者の手によって吟味され、執筆者の誤字、脱字や文章上の間違え、当用漢字や送り仮名など表記の誤りを訂正します。
また、あらかじめ決められた判型や内容の構成に適した「見出し」をつけたりするのも、この段階での編集者の大事な仕事となります。
最近では、コンピュータで編集レイアウトをしていくデスクトップパブリッシング(DTP)も多くなっています。コンピュータの知識・技術も求められているようです。

特別に資格等は必要ありませんが、編集者の職業に就いている人の大部分が、大学卒の学歴を持っています。
学歴による制限があるわけではありませんが、職業の性格から幅広い知識が必要とされるので、出版社は定期採用に当たって、男女とも大学の新規卒業予定者を対象に応募の申し込みを受け付けています。
また、経験者を採用する例もあります。
大手の出版社の場合は、就職希望者が極めて多く、入社するのはかなり難しいのが実状です。


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東京出版サービスセンター - 校正、編集、制作スタッフ募集。
日本エディタースクール - 編集者、校正者、デザイナー、ライターのプロを養成する出版学校。
日本ジャーナリスト専門学校 - 学科、コース、説明会を紹介。
東京コンピュータ専門学校 - 設置学科紹介や募集要項、体験入学案内等。
ビジュアルアーツ専門学校大阪 - 曽根崎新地。音響芸術、ビジュアルアート等の指導。
東京コミュニケーションアート専門学校
ライターズネットワーク - ライター、イラストレーター、編集者で構成。セミナー開催等。