栄養士について

栄養士としての主な仕事は、食事そのものの作成に関する管理と、食事と健康について指導・助言を行う栄養指導です。具体的には、学校や病院の給食センターや企業の社員食堂などの給食メニューを作成したり、保健所や行政機関などでの栄養指導です。
上記の他にも、食品会社や外食産業などで新製品の開発に従事したり、食生活の指導にあたる栄養コンサルタントとして活躍する人もいます。
栄養士の多い職場は、病院で全体の約40%、次に福祉関係の施設と学校が、それぞれ約15%となっています。また大多数は雇用されていて、そのうち90%以上が女性となっています。
一定数以上の食事を供給する施設では、栄養指導に関するかなりの高度な知識、技術が要求される専門職として、管理栄養士を置くことが法律で義務づけられています。

高校を卒業する
栄養士養成施設で所定の課程を修了する
都道府県知事に申請し、無試験で栄養士の資格を得る
就職する
管理栄養士試験

栄養士の資格を得るためには、厚生大臣の指定した養成施設を卒業しなければなりません。
養成施設とは、専門の課程を持つ短大・大学・専門学校です。
栄養士としての就職は、新規採用の場合、多くの人が養成施設に申し込まれた求人に応じる形となっています。中途採用の場合は、卒業した養成施設に求人を求めたり、縁故・求人広告など様々な方法があります。
栄養士の場合、実務経験が伴わないと十分な仕事ができないケースがあるので、病院によっては、体系的な訓練計画が設けられているところがあります。
栄養士試験は、無試験で資格を得ることができますが、管理栄養士となるためには、管理栄養士 試験をパスしなければなりません。



栄養士
  ☆取得資格
    厚生大臣が指定する栄養士養成施設(短大・大学・専門学校)で所定の課程を修了したものに
    無試験で各都道府県知事から免許が与えられる。養成施設の受験資格は次のとおりである。
      @高校卒業者(卒業見込みのものを含む)
      A大学入学資格検定合格者
  ☆養成施設での必須科目
      @解剖生理学 A運動生理学 B生化学 C食品学 D食品加工学 E栄養学 
      F栄養指導論 G臨床栄養学 H公衆栄養学 I給食管理 J食品衛生学 K調理学
      L食品経済 M食生活論など
  ☆難易度  
   

各学校の合格率によります。

管理栄養士
  ☆受験資格
    @2年制の栄養士養成施設を卒業して栄養士の免許取得後、指定された施設で2年以上の
     栄養指導の経験がある者
    A3年制の栄養士養成施設を卒業して栄養士の免許取得後、指定された施設で1年以上の
     栄養指導の経験がある者
    B4年制の栄養士・管理栄養士養成施設を卒業し、栄養士の免許を受けた者
  ☆試験内容
      @解剖生理学 A病理学 B生化学 C食品学 D食品加工学 E栄養学
      F栄養指導論 G臨床栄養学 H公衆栄養学 I給食管理(調理学を含む)
      J食品衛生学 K公衆衛生学 L健康管理概論
  ☆難易度  
   

合格率は約30%くらいです。


□企業・団体作成ホームページへのリンク集


京都栄養士専門学校 - 病院栄養コース、福祉栄養コース、医療秘書科などの紹介や、海外留学制度の案内などを掲載。
服部栄養専門学校-栄養士科や調理師科などがあります。また体験入学の案内もしています。

□個人作成ホームページへのリンク集

こちら小学校の給食室です - 小学校の栄養士が制作。「見学コース」として1ヶ月分の給食の写真や、調理の様子を紹介。
HEALTH MAKING - 健康と栄養について考える栄養士のページ。栄養に関する基礎知識等。
Mayu - Mayu's Factory - 管理栄養士の卵が綴る家庭料理技能検定、料理研究家辞典、日記等。
遠藤 亮一 - 気苦労の多い栄養士 - 栄養士の社会的地位向上を目指す作者の自己紹介。
みやくぼランチルーム - 学校給食の献立、納豆、衛生管理等の話題を栄養士が提供。
Welcome栄養士 - 栄養士による栄養指導、症例発表、献立コーナー等。
こどもの食事研究室 - 保育園の管理栄養士が作ったネット上の「こどもの食事研究室」。文献紹介、献立、各地の食事研究会、アレルギー情報等。
管理栄養士清水のホームページ - 栄養業務用の献立作成ソフトのダウンロード。