弁護士について

弁護士の中心的な仕事は、裁判所の法廷における弁護人(刑事裁判)および代理人(民事・行政裁判)として職責を果たすことです。刑事裁判では、無実でないか、あるいはそうでなくとも、被告に有利な情状を探し出して判決を適正なものに導きます。民事裁判では、両方の当事者に言い分があるのが普通なので、法律論として裁判官をより納得させられるかの闘いをします。法廷でこのような活動をするためには、念入りな準備が必要で、訴状や答弁書の作成、証拠物や証人の発見など法廷外の仕事も相当あります。
裁判所以外の仕事としては、法律相談、契約書・遺言書の作成、示談交渉などあらゆる法律事務処理に及びます。
弁護士は全国で約1万5千人います。このうち女性は約6.5%となっています。

〔新司法試験〕 司法試験予備試験合格 または 法科大学院課程の修了者
司法試験合格
司法研修所などで修習を受けて修了試験に合格する
志望により裁判官、検察官、弁護士の中から弁護士を選択する
弁護士会に登録する
弁護士となる

司法試験は国家試験の中でもっとも難しいと言われており、2次試験の合格率は2〜3%台です。
司法試験制度は、改定が進められていて、段階的に新司法試験に移行していきます。
司法試験予備試験は受験資格の制限がなく、短答式試験、論文式試験、口述試験が行われます。
司法試験を合格した人は、研修所や裁判所・検察庁などの実務修習を受け、最後に修了試験を受けることになります。


新司法試験
  ☆受験資格
    [司法試験予備試験]誰でも受験できる
    [司法試験]司法試験予備試験合格者と法科大学院課程の修了者
  ☆試験内容
    [司法試験予備試験]
      短答式試験  @憲法 A行政法 B民法 C商法 D民事訴訟法                            E刑法 F刑事訴訟法 G一般教養科目
      論文式試験  短答式試験の合格者に対して,短答式試験の科目及び法律実務基礎科目
      口述試験   論文式試験の合格者に対して,法的な推論・分析・構成に基づいて弁論をするの判         定に意を用いて,法律実務基礎科目について行われます
    [司法試験]
     
(短答式)
@憲法 A民法 B刑法
     
(論文式)
@憲法 A民法 B刑法 C選択 
  ☆難易度  
   

合格率は2、3%くらいでもっとも難しいと言われている。


□企業・団体作成ホームページへのリンク集

法務省 − 公式サイト。プロフィール紹介、司法試験受験案内など。
最高裁判所 - 組織や傍聴、施設等をQ&Aやパノラマ画像を交えて紹介。また裁判手続、不動産競売手続、採用試験等をやさしく解説。最近の最高裁判決も掲載。
日本弁護士連合会 - 日弁連のページ。弁護士の仕事から、依頼の仕方、法律相談の案内等を解説する他、Javaを使った「弁護士になるには」、「あなたがもし逮捕されたら」といったゲームもある。
東京弁護士会 - 弁護士に仕事を依頼する際に必要な情報や、活動の概要紹介等。法律関連サイトのリンク集もある。
第二東京弁護士会「ひまわりページ」 - 法律相談、仲裁センター、当番弁護士等の弁護士会が行っているサービス、また弁護士を依頼する際の費用を解説。ニュースや催し等の情報も。
法科大学院情報データベース - 各大学の情報・試験科目など

□個人作成ホームページへのリンク集

湯川 二朗 - 田舎弁護士日記 - 福井での弁護士生活を通して見たこと、感じたことの記録。
弁護士の書斎 - 裁判を起こす時に気になる、依頼費用の相場や弁護士を頼む際の手続き等。
弁護士日誌 - 静岡県弁護士会に所属。法律相談の案内、事件随筆、シルクロードへの旅行記と写真集、資格試験、司法試験に関する記述。