教養学・総合科学分野について

教養学科とは、欧米の大学にあるリベラル・アーツ(学芸)をモデルにしたもので、特定の専門領域にかたよらず、人文・社会・自然科学を対象とし、文化・社会などを総合的・学際的に研究する学科です。その誕生の背景として、現代社会では学問の専門化が著しいが、逆に進みすぎることにより、人間そのものを見失う危惧を生じさせていることがあげられます。教養学における教養とは、知識と能力が個人の中でバランスのとれた状態をいい、そのための教養人(ゼネラリスト)の育成を目的とした分野であるといえます。
一方、総合科学は、英語名で ”インテグレイティッド・アーツ・アンド・サイエンス” といいます。この総合科学では、学問がさらに発展するためには、各専門分野の壁を取り払った異なる学問分野の領域の研究を進めることが重要であると考えています。とはいっても、すべての学問領域の寄せ集めという訳ではなく、特定のテーマによって必要な分野の垣根をはずし、研究を行う分野です。例えば、人間科学における人文科学と社会科学の融合、環境科学における宇宙・生命・環境分野での各成果の融合などがあげられます。

学科名 内容

設置大学数

教養学科 専門・総合教育を通じて、諸学の人間的統合を行う

  5

総合科学科 学問の垣根を越えた研究



就職先としては、一般企業が多いですが、官公庁・自治体などや、教員となったり、大学院に進学する人も比較的多いです。ゼネラリストとしての資質を生かせば、どのような職業にも対応できるのが特色です。


□大学作成ホームページへのリンク集

東京大学教養学部
大阪教育大学教養学科
埼玉大学教養学部
東海大学教養学部
東北学院大学教養学部
東京医科歯科大学教養部
国際基督教大学教養学部

 

□その他のホームページへのリンク集

なし