○ |
この分野では、文字通りの「英(米)文学」と英語自体を学ぶ「英語学」がカリキュラムの中心となります。特に英語の言語学的側面に重点をおく場合、学科名を英語英(米)文学科などとしている大学もあります。また、国際語としての英語の重要性の高まりから、英会話などの実践的なカリキュラムを導入するケースも増えています。 |
○ |
「英(米)文学」は、名称としては英文学科が多いようですが、英語による文学には英文学と米文学があり、英米文学科と内容は同じです。
英文学史は長く厚みがあり、現実主義的・合理主義的、またユーモアや想像力に満ちています。 一方の米文学は、その歴史は浅いですが、大自然を有する国土とさまざまな人種構成を持ち、多彩かつ活気にあふれています。また近年はカナダやオーストラリアなど他の英語圏の文学も注目を集めています。 |
○ |
「英語学」とは、英文学研究・実践的な英語の修得などと異なり、文化・歴史・言語学などの様々な側面から英語を研究するものです。
一例を挙げると、ある大学では、「なぜ日本人はLとRの違いが聞き分けられないか」「なぜ英語では進行形で丁寧さを表すことができるのか」などの疑問を解いていく形での講義でこれらの研究を進め
ています。 |
○ |
一方、実践語学の修得を目指して、最近では語学系の学科(英語学科)なみの講義を行う大学も少なくありません。ビデオ装置、LL教室をはじめ外国人教員を増やして実用英語の習得に力を入れています。 |